どこか寂し気な雰囲気がクセになる無料アプリ『からっぽのいえ』がリリースされました。
早速プレイしてみましたが、前作のような不思議さは上手く継承し、そのうえで「クリアしたいけどしたくない!」という謎の感情さえ起こっています。
というわけで今回は「からっぽのいえ」の紹介です。
前作の『ひとりぼっち惑星』
前作をプレイしている方ならお分かりかとは思いますが、本アプリは非常に「謎めいた雰囲気」が秀逸に演出されている放置系のアプリです。
そして「ゲーム」という言葉で括っていいものかどうかも悩むくらい、カテゴリーとしても非常に難しいように思います。全部が平仮名のテキスト、物悲し気な音楽、そして何よりも初期設定に壮大なストーリーを感じるんですよね。
あ、ちなみに『からっぽのいえ』は前作の『ひとりぼっち惑星』を遊んでいなくても楽しめる仕様ですので、そのあたりの心配は必要ありません。一応、以下で前作の紹介をしています。宜しければご覧ください。
今回の世界観
人のもういない空っぽの家を、家庭用汎用性ロボットRJ6388265がいつまでも守り続けています。 RJ6388265の記憶媒体の容量は限られ、家を増強し制御システムをアップデートしていくにつれて、家主との記憶も含まれた記憶データを失っていきます。
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ゲームの流れ
敵(歯車)を攻撃する
前項でも説明したように、今作は「人のいない家をロボットが守り続ける」というのがテーマです。
上記画像で空に漂っている歯車のようなアイコンたちから家を守っているようで、アイコンをタップ、あるいは一定時間の放置で自動的に画面右下の数値が加算されていきます。画面左下の数字は「1度に攻撃攻撃できる回数」です。
また真ん中の電波のようなアイコンをタップすると、歯車のアイコンが大量発生する、いわば「ボーナスステージのようなもの」に突入します。規定時間が過ぎると、その後は10分間のクールダウンが必要になるので、計画的に使用しましょう。
家をパワーアップさせる
指定された数量の歯車を獲得すると、家の規模を拡大することができます。
これをアップデートすることで、1度に攻撃できる数が増えて快適にタップしながら進めることができるようになるのですが、1つだけ気になる点が・・・。
それは「家主との思い出を失ってしまうこと」です。アップデートするにはキャパ不足らしく「物語を進めていくうえで、これまでの記憶を消去しなければならない」という、少し寂しい初期設定が用意されています。
家主との記憶を振り返る
「家を守るためにはアップグレードしなければならず、アップデートするには記憶をリセットしなければならない」なんて、なんとも皮肉な運命のようにも思えますが、記憶はリセットする前に回想することができ、これが「なんとも言えない感情を巻き起こす」と言っても過言ではありません。
せっかく「家族」と言えるだけの存在になったロボットが、家族を守ろうとすればするほど家族から遠ざかっていくんです。冒頭にも書きましたが、本当に「進めたいようで躊躇してしまう」、そんなゲームだと思います。
最後に
前作同様、かなりクオリティの高いアプリで、無料で楽しめるので是非ともプレイしてみてください。
「タップする時間が勿体ない!」という人も、タップしなくても時間経過で物語が進められるようになりますから、是非とも多くの人にこの物語を見届けて欲しいと思います。オススメです。